新元号に引用された「万葉集」の中から、優れた歌を選んで現代語訳していく |
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2019/04/01 カテゴリー: ネタ コメント: 0 | |
何分数があまりにも多いもので、
全ての秀歌を網羅するスレではないという事をご了承しちくり~
そんなに紫草の野と標野を往復なさって、野の番人が見てしまいますわ。貴男が袖を振っていらっしゃるのを。
日本文学における第一級の史料であるが、方言による歌もいくつか収録されており、さらにそのなかには詠み人の出身地も記録されていることから、方言学の資料としても非常に重要な史料である。
また、日本の元号史上初めて日本の国書から選ばれた元号「令和」は、この万葉集が出典である。
書名の由来
『万葉集』の名前の意味についてはいくつかの説が提唱されている。ひとつは「万の言の葉」を集めたとする説で、「多くの言の葉=歌を集めたもの」と解するものである。これは古来仙覚や賀茂真淵らに支持されてきた。仙覚の『万葉集註釈』では、『古今和歌集』の「仮名序」に、
やまとうたは人の心をたねとしてよろづのことのはとぞなれりける
とあるのを引いている。ただし、『古今集』の成立は『万葉集』よりも時代が下るので、この語釈が『万葉集』成立後にできあがったものという可能性も否定できず、そのまま『万葉集』の由来としてあてはめることには疑問もある。
そのほかにも、「末永く伝えられるべき歌集」(契沖や鹿持雅澄)とする説、葉をそのまま木の葉と解して「木の葉をもって歌にたとえた」とする説などがある。研究者の間で主流になっているのは、『古事記』の序文に「後葉(のちのよ)に流(つた)へむと欲ふ」とあるように、「葉」を「世」の意味にとり、「万世にまで末永く伝えられるべき歌集」ととる考え方である。
紫草のように、匂い立つばかりにお美しい貴女を憎く思っているならば、
どうして貴女が他人の妻だからといって、私がこんなに貴女に恋い焦がれる事があろうか。
私は古代の人間なのだろうか。滋賀の旧都を見ると、わけもなく悲しくなる。
良いな、これ
伊勢湾の浦に船に乗り込む乙女たちの、珠のように美しい裳裾に潮がかかっていることだよ。
葦の間を行き交う鴨の羽の根元に霜が降りるような、このように寒い夕べには、大和の国が偲ばれることだ。
私は、皆のアイドルを手に入れたよ。世の人皆が求めて得られぬ、アイドルを手に入れたよ。
岩の上に生えている、アセビを手折っては見るものの、それが何になりましょう。
この花を見せるべき貴男は、もうこの世にいらっしゃらぬと言うのに。
島根の、高角山の木々の間より、私が袖を振っているのを、愛しい妻は見ただろうか。
磐代の浜に生えている松の枝を結んだ。私の身に何事もなければ、帰りにこの枝をまた見よう。
北山に続く青い雲が、どんどん明けて、晴れてゆく事ですわ。星が消え、月も沈んでいくのですもの。
日が昇るのは嬉しいが、真っ暗な夜をかけて行く月が隠れてしまうのが、惜しい事だ。
宮中にまで聞こえる事だ。「網を引くぞ」と、網を引いては整えている漁師たちの呼び声が。
田子の浦を経由して、浜に出ていて見たらば、真っ白に富士山の高い峰に雪が降り積もっている。
愛しい妻が見た、鞆の浦の榁の木は変わらず存在しているが、木を見た妻はもうこの世の人ではないことだ。
妻と一緒に、二人で作り上げた私の庭は、木々が高く育ち、茂るようになったことだ。
妻が見た栴檀の花は、もう散ってしまった事だよ。私が妻を思って流した涙が、まだ枯れぬというのに。
どれほど幸福な人であろうことか。黒髪が真っ白になるまで年老いて、なお奥方が健在で、その声を聞くことができる人は。
春の野に、スミレを摘もうとやってきた私は、スミレの花咲く野に心惹かれたので、そこで一晩夜を明かした事だよ。
夏を迎えた山の、梢に、ホトトギスがしきりに鳴く声が響いている、その声の遠い事よ。
月の明るい夕べ、心がしおれることだ。白露が下りている、この庭にこおろぎが鳴くのを聴くと。
愛しい夫と一緒に二人で見る事ができたならば、どんなにか、この降り積もる雪が嬉しい事でしょうか。
朝、飛んでゆく雁の鳴き声を聴くと、雁も私のようにもの思いに沈んでいると思われる。鳴き声があまりにも悲しいから。
愛しい夫が、いらして下さる夜だわ。蜘蛛がそのようにふるまって、このように予兆があるのですもの。
筑波山の峰に、雪が降ったのだろうか。いや違う、愛しい女の子たちが真っ白な布を干しているのだ。
これ女の子というより男の子やないんかな
でも爽やかで好きやわ
趣深い野に、火を放たないでおくれよ。去年生えた草に交じって今年の草が生えているのが、とても魅力的だから。
次は漢文でやってクレメンス
漢文の方がハードル高いやろ
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